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アクリル画の魅力とは?|色の重なりと絵具の質感を楽しむ

絵をスマートフォンやパソコンの画面で見ていて、

「実物はどんなふうに見えるのだろう」

と思ったことはないでしょうか。

オンラインでは作品全体の色や構図を見ることができますが、画像だけでは伝わりにくいものもあります。

絵具の厚み。
筆が通った跡。
色と色が重なった境界。
そして、絵具の凹凸に光が当たったときに生まれる小さな陰影。

Etoupe Abstractsでは、アクリル絵具を使って原画を制作しています。

アクリル画の魅力は、鮮やかな色彩だけではありません。

絵具を重ねたり、厚く置いたり、異なる色を隣り合わせたりすることで、一枚の画面の中にさまざまな表情が生まれます。

今回は、Etoupe Abstractsの作品を実際に見ながら、**「色の重なり」「絵具の質感」「筆跡」**という視点から、アクリル画の楽しみ方をご紹介します。

アクリル画とは?

アクリル画とは、アクリル絵具を使って描かれた絵画です。

同じアクリル絵具を使っていても、描き方によって作品の表情は大きく変わります。

滑らかに広がる色。

下にある色を残しながら重なる色。

厚く盛り上がった絵具。

筆や道具を動かした跡。

複数の色が複雑に混ざり合う部分。

こうした一つ一つの違いも、アクリル画を見る楽しみの一部です。

作品全体を少し離れて眺めたあと、今度は近づいて表面を見てみる。

それだけでも、最初には気づかなかったものが見えてくることがあります。

一つの「青」や「紫」の中にも、いくつもの色がある

絵を少し離れて見ると、

「青い絵」
「紫の絵」
「ピンクの絵」

と、一つの色の印象で捉えることがあります。

でも、近くから見ると、それほど単純ではありません。

青の隣に白がある。

その下から紫が現れている。

ほんの少し赤が見えている。

ある色の上を、別の色が横切っている。

一見すると一つの色に見える場所にも、複数の色が重なっていることがあります。

アクリル画を見るときには、「この絵は何色だろう」と見るだけではなく、

「この色の中には、ほかにどんな色が隠れているだろう」

と探してみるのも面白いものです。

色を重ねることで生まれる奥行き ― Indigo Twilight Waves (100)

色の重なりがよく分かる作品の一つが、Indigo Twilight Waves (100)です。

この作品では、インディゴや鮮やかなブルーを中心に、紫、赤、白、黒などが横方向に幾重にも重なっています。

一つの色が画面全体を覆うのではなく、その隙間から別の色が現れ、さらにその上を新しい色が通っています。

少し離れて見ると、横方向に続く色の流れが、光を映す水面や波のようにも感じられます。

ところが近づいて見ると、一つ一つの色が独立して残っている部分や、隣の色と混ざり合っている部分が見えてきます。

遠くから見たときの一つの印象と、近くから見たときの細かな色の集まり。

その両方を行き来できることも、原画を見る楽しさの一つです。

絵具の厚みも作品の一部 ― Violet Reverie (195)

アクリル原画を近くで見ると、作品の表面が完全に平らではないことがあります。

その特徴がよく見えるのが、Violet Reverie (195)です。

ラベンダー、紫、白を中心とした絵具が複雑に重なり、画面全体に立体的な表情が生まれています。

絵具が厚く残ったところ。

紫と白が途中で混ざり合ったところ。

筆や道具の動きが、そのまま形として残ったところ。

作品を写真で見ると、まず紫や白の色彩に目が向くかもしれません。

けれど原画を近くで見ると、色だけではなく、絵具そのものがつくった形があることに気づきます。

盛り上がった部分には小さな影ができ、光の方向によって表面の見え方も変わります。

絵具の凹凸は、単に色を載せるための結果ではなく、作品の表情をつくる要素の一つでもあります。

光が変わると、原画の表情も変わる

絵具の表面に凹凸があれば、そこに光が当たります。

朝の自然光。

曇りの日の柔らかな光。

夕方の光。

夜の室内照明。

光の方向や強さが変われば、絵具の盛り上がった部分にできる小さな陰影も変わります。

そのため、同じ場所に置いている原画でも、

「今日はこの色がよく見える」

「この部分はこんなに立体的だったのか」

と、ふと気づくことがあります。

作品そのものが変わっているわけではありません。

周囲の光が変わることで、見る側が受け取る表情が少し変わるのです。

これは、画面上の画像を見ることとはまた違う、実物の絵と暮らす面白さです。

筆跡を追ってみる ― Magenta Rose Tempest (120)

抽象的な作品を前にすると、

「何が描かれているのだろう」

と考えることがあるかもしれません。

でも、必ずしも何か具体的なものを探す必要はありません。

別の楽しみ方として、絵具や筆の動きを目で追ってみる方法があります。

Magenta Rose Tempest (120)では、マゼンタ、ローズ、白、深い青などの絵具が画面いっぱいに重なっています。

大きく広がる筆跡は、花弁のようにも、風に動く何かのようにも見えます。

一つの形がどこから始まり、どちらへ動いているのか。

その隣の色は、どちらへ向かっているのか。

筆跡を目で追っていくと、一枚の静止した作品の中にも動きを感じることがあります。

「これは何を描いた絵なのか」という答えを探す代わりに、

「この色はどちらへ動いているように見えるだろう」

と眺めてみる。

それも抽象的なアクリル画を楽しむ方法の一つです。

同じ作品でも、近くと遠くでは見え方が違う

アクリル画は、見る距離によっても印象が変わります。

少し離れれば、まず作品全体の色や構図が見えます。

近づけば、筆跡や絵具の厚み、細かな色の違いが目に入ります。

もう一度離れてみると、先ほど見つけた小さな色や筆跡が、作品全体のどこにあったのかが分かります。

近くで見る。
少し離れて見る。
そして、また近づいてみる。

美術館やギャラリーで作品を見るときにも、この見方は楽しめます。

そして自宅に原画があれば、時間をかけて何度でも見ることができます。

小さな原画だからこそ、近くから楽しむ

Etoupe Abstractsのアクリル原画には、152 × 102 mmという小さな作品が多くあります。

約15 × 10 cm。

大きな壁に掛けて遠くから眺めるというより、デスク、本棚、チェスト、ベッドサイドなど、自分の近くに置いて楽しめるサイズです。

小さいからこそ、近づいて見る。

絵具の盛り上がりを見る。

色と色の境界を探す。

小さな筆跡を見つける。

そして少し離れて、もう一度作品全体を見る。

大きな作品とはまた違う距離で原画と付き合えることが、小さなアクリル原画の魅力の一つだと思います。

Etoupe Abstractsの小さなアクリル原画は、BASESaatchi Artで購入することができます。

作品によって販売状況が異なりますので、現在購入可能な原画については、それぞれの販売ページでご確認ください。

原画とアートプリントでは、楽しめるものが少し違う

Etoupe Abstractsの作品は、原画だけでなく、作品によってアートプリントとして楽しむこともできます。

アートプリントには、原画とは異なるサイズで作品を楽しんだり、壁やインテリアに合わせて選んだりできる魅力があります。

一方、アクリル原画にある絵具そのものの物理的な凹凸や厚みは、原画そのものに存在するものです。

筆跡や絵具の盛り上がりを近くから楽しみたいなら原画。

作品の色彩や構図を、より大きなサイズや異なる素材で空間に取り入れたいならアートプリント。

どちらが優れているということではなく、楽しみ方が少し違います。

Etoupe Abstractsでは、Artgeneでジークレー額装プリントを、Saatchi ArtではCanvas、Fine Art Paper、Acrylic、MetalなどのArt Printを選べる作品があります。

原画とアートプリントの違いについては、別の記事でも詳しくご紹介しています。

オンラインで原画を見るときに注目したいこと

オンラインで作品を選ぶ場合、最初の出会いはスマートフォンやパソコンの画面になることが多いと思います。

そのとき、作品全体の写真だけではなく、もし細部の画像があれば、ぜひそちらも見てみてください。

絵具がどのくらい厚く置かれているのか。

筆跡は残っているのか。

どんな色が重なっているのか。

作品の端にはどんな色が見えているのか。

画面上ですべてを知ることはできませんが、

「実物ではここがどんなふうに見えるのだろう」

と想像しながら見ることはできます。

そして実際に原画を手にしたとき、写真では気づかなかった色や凹凸を発見する。

それも原画を所有する楽しみの一つです。

アクリル画は「何が描かれているか」だけではない

絵を見るとき、

「これは何を描いた作品ですか?」

という質問は、とても自然なものです。

けれどアクリル画、とりわけ抽象的な作品では、それだけが楽しみ方ではありません。

どんな色が重なっているのか。

どこに厚い絵具が残っているのか。

筆はどちらへ動いたのか。

光が当たると、どこに小さな影ができるのか。

そうしたものを一つずつ見つけていくこともできます。

Violet Reverie (195) の紫と白の複雑な質感。

Indigo Twilight Waves (100) の幾重にも重なる色の流れ。

Magenta Rose Tempest (120) の画面いっぱいに広がる筆跡。

同じアクリル絵具から生まれた作品でも、その表情はそれぞれ違います。

まずは作品全体を眺めてみる。

そして少し近づいて、絵具そのものを見てみる。

色だけでなく、色をつくっている絵具の跡まで楽しむ。

そこにも、アクリル原画を見る面白さがあります。

BASEで原画を見る」
Saatchi Artで原画・Art Printを見る」
Artgeneでジークレー額装プリントを見る」

この記事の著者

Minako Yamaoka-Tojo (Etoupe Abstracts)

東條美奈子。1969年生まれ、循環器病専門医。日々の気持ちの揺らぎや自然のエッセンスを表現した癒しのアクリル抽象画を描いています。医療・研究・教育の場で30年以上にわたって培われた様々な経験から、アートを通じた心のつながりを大切にしています。皆様がほっとひと息つける時間をお届けします。
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Born in 1969, she is a cardiologist specializing in preventive cardiovascular medicine. Through her miniature acrylic abstract paintings, she expresses the subtle emotions of everyday life and the quiet essence of nature.
Drawing on more than 30 years of experience in clinical practice, research, and medical education, she creates art that fosters deep connections of the heart. Her greatest wish is to offer you a gentle moment of respite — a peaceful breath for your soul.

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Sattchi Art: https://www.saatchiart.com/etoupeabstracts
Artgene: https://www.artgene.net/etoupe/
BASE shop: https://etoupe2025.base.shop
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Researchmap: https://researchmap.jp/read0073726
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