部屋に一枚の絵を飾るとしたら、どんな色を選びますか?
好きな色から選ぶ人もいれば、家具や壁の色に合う作品を探す人もいるでしょう。
今回取り上げたいのは、緑の絵 です。
けれど「グリーンアートを飾る」といっても、部屋中を緑色で揃える必要はありません。
窓辺の観葉植物。 木製の家具。 花瓶に挿した枝。 窓の向こうに見える木々。
よく見ると、暮らしの中にはすでにさまざまな緑があります。
そこにもう一つ、絵の中の緑 を加えてみる。
今回はEtoupe Abstractsの7つの作品とともに、そんなグリーンアートの楽しみ方を考えてみます。
緑は、一色ではない
「緑の絵」と聞いて、どんな緑を思い浮かべるでしょう。
若葉のような鮮やかな緑。
森の奥のような深い緑。
青を含んだターコイズ。
白を含んだ淡いグリーン。
黄色に近い明るい緑。
同じ「緑」という名前で呼んでいても、その印象はずいぶん違います。
Emerald Forest (095) ― 風景として見る緑
Emerald Forest (095) には、木々や遠くの山、空を感じさせる風景があります。
緑の濃淡だけではなく、空のブルーや山の青緑、木の幹の黒などが組み合わされています。
この作品のように風景を感じられるグリーンアートなら、抽象画にあまり馴染みがない方にも取り入れやすいかもしれません。
緑の絵というより、小さな窓の向こうに自然がある ように楽しむことができます。
Emerald Forest (095)
観葉植物とグリーンアートを並べてみる
緑の作品と相性のよいものとして、まず思い浮かぶのが観葉植物です。
でも、植物と作品を同じ緑に揃える必要はありません。
実際の植物を見ても、新しい葉と古い葉では色が違います。光が当たった葉と影の中の葉でも、まったく違う緑に見えます。
だから、絵の中にも何種類もの緑があっていい。
むしろその違いが、本物の植物と作品を並べたときの面白さになります。
グリーンアートを暮らしに取り入れたイメージ
Secret Meadow Reverie (073) ― 緑の中に黄色を見つける
Secret Meadow Reverie (073) では、さまざまな緑の中に、鮮やかな黄色や白が現れます。
この作品を「緑の絵」として見ることもできますが、もう一歩進んで、緑以外の色を探してみる とインテリアとの合わせ方が広がります。
たとえば黄色を、照明や小さなインテリア小物とつなげる。
白を、壁や家具とつなげる。
絵の主役の色ではなく、作品の中に少しだけある色を部屋のどこかと響かせる方法です。
Secret Meadow Reverie (073)
「緑+もう一色」で考えてみる
グリーンアートを選ぶとき、実は緑そのものと同じくらい大切なのが、その隣に何色があるか です。
緑+白。
緑+青。
緑+黄色。
緑+ゴールド。
組み合わせが変わるだけで、同じグリーン系の作品でも印象が変わります。
Vivid Benediction (200) ― ターコイズとゴールド
Vivid Benediction (200) では、ターコイズ系の深い青緑と白に、ゴールドが点在しています。
緑だけでまとめられた作品とは違い、ゴールドが小さなアクセントになっています。
こういう作品なら、木製家具だけでなく、真鍮色の照明やゴールド系の小物がある部屋との組み合わせも考えられます。
「緑の絵だから緑のインテリアに合わせる」のではなく、
作品の中の小さな一色を部屋の中で拾う。
そう考えると、アートとインテリアの組み合わせはずっと自由になります。
Vivid Benediction (200)
木の家具の上に、小さな緑を置く
Etoupe Abstractsのアクリル原画には、152 × 102 mm という小さな作品が多くあります。
約15 × 10cm。
大きな壁の中心に飾るというより、本棚、デスク、チェストなど、自分の近くに置いて楽しめるサイズです。
木製家具とグリーンアートは、特に組み合わせやすいと思います。
でも、森を再現するように「木+緑」で統一しなくても構いません。
一枚だけ、少し意外な緑を置いてみるのも面白いものです。
グリーンアートを暮らしに取り入れたイメージ
抽象画の緑は「何に見えるか」を決めなくてもいい
グリーン系の抽象画を見ていると、不思議なことがあります。
木を描いていないのに、森に見える。
花を描いたわけではないのに、植物が生い茂っているように感じる。
ある人には水に見え、別の人には風景に見える。
Verdant Ocean Bloom (143) ― 緑は森だけではない
Verdant Ocean Bloom (143) には、大きく渦巻く緑、白、青、黄色があります。
森というより、波や花、あるいは水の流れのようにも見えます。
緑という色を「植物の色」とだけ考えない。
海のような緑。
光を含んだ緑。
動いているような緑。
抽象画では、そういう緑も楽しむことができます。
Verdant Ocean Bloom (143)
白い壁には「白を含む緑」という選び方も
緑の作品を白い壁に飾ると、コントラストが強くなりすぎるのでは、と感じることもあるかもしれません。
そんなときは、作品の中に白が含まれているものを選ぶ方法があります。
Verdant Whisper Garden (153) ― 白と緑の間にある余白
Verdant Whisper Garden (153) では、白とさまざまな緑が細かく入り交じっています。
白い壁の上に置けば、作品の中の白と壁の白が視覚的につながり、その間から緑が現れるような見え方もできます。
少しだけ入った暖色もアクセントになります。
部屋と作品を同じ色にするのではなく、作品の一部分だけを部屋につなげる 。
それくらいの合わせ方でも十分です。
【ここに Verdant Whisper Garden (153) の画像】
Verdant Whisper Garden (153)
緑の絵なのに、緑だけを見ない
ここまでいろいろな作品を見ると、「グリーンアート」という呼び方自体が少し大ざっぱに思えてきます。
緑の中に、青がある。
黄色がある。
白がある。
ゴールドがある。
ベージュがある。
そして、その脇役の色によって作品の印象が変わります。
Verdant Abundance Rise (158) ― グリーンとベージュ
Verdant Abundance Rise (158) は、柔らかなグリーンと白に、ベージュ系の地色が大きく見える作品です。
鮮やかなグリーンだけの作品とは違い、少し落ち着いた色調があります。
ナチュラルウッドやベージュ、生成りのファブリックなど、自然な色を使った部屋なら、緑ではなく背景のベージュを家具とつなぐ こともできます。
Verdant Abundance Rise (158)
窓の外の緑も、インテリアの一部にしてみる
家具や壁だけがインテリアではありません。
窓の向こうに木々が見えるなら、その景色も部屋の中から見える一つの色です。
グリーンアートを窓の近くに置けば、室内の緑と外の緑が視界の中でつながることがあります。
春や夏には外の緑が濃くなり、秋や冬には景色が変わる。
絵は同じでも、周囲の色が変化します。
ただし、原画を強い直射日光が長時間当たる場所に置くことは避けてください。
窓辺で楽しむ場合にも、作品そのものには直接強い光が当たらない場所を選ぶことが大切です。
Sunlit Depths (037) ― 「緑」と決めつけない楽しさ
最後に紹介したいのが Sunlit Depths (037) です。
深い青緑とゴールド、グレー系の色が横方向に広がっています。
これは「植物の緑」とはかなり違います。
水面にも見える。
遠くの風景にも見える。
光が差し込んだ抽象的な空間にも見える。
グリーンアートを探しているからといって、葉っぱのような緑だけを選ばなくてもいいのです。
自分が「この緑が好き」と思うなら、それがその人にとってのグリーンアートになります。
Sunlit Depths (037)
季節が変わったら、絵の場所も変えてみる
一度飾った絵を、ずっと同じ場所に置いておく必要はありません。
春には植物の近く。
夏には白い壁。
秋には木製家具の上。
冬には照明の近く。
特に152 × 102 mmの小さな原画なら、場所を変えるのも簡単です。
季節によって自然光も変わります。
周囲の植物も変わります。
家具は同じでも、置く小物やファブリックが変わることもあります。
すると、同じ作品が少し違って見える。
作品を替えるのではなく、作品の居場所を替える。
それも小さなアートと暮らす楽しみです。
「部屋に合う緑」より「何度も見たくなる緑」を
グリーンアートを選ぶとき、
「この色はソファに合うだろうか」
「家具と同じ緑だろうか」
と考えすぎなくてもいいと思います。
Emerald Forest (095) のような風景の緑。
Secret Meadow Reverie (073) の黄色を含んだ緑。
Vivid Benediction (200) のターコイズとゴールド。
Verdant Ocean Bloom (143) の渦巻く緑。
Verdant Whisper Garden (153) の白と緑。
Verdant Abundance Rise (158) の柔らかなグリーン。
Sunlit Depths (037) の深い青緑。
同じ「緑」という言葉の中に、これだけ違う表情があります。
だから最後は、
「部屋に合う緑はどれ?」
ではなく、
「私は、どの緑をもう一度見たい?」
と考えてみる。
そこから作品を選び、あとから部屋の中にその絵の居場所を探してもいいのではないでしょうか。
Etoupe Abstractsの小さなアクリル原画は、BASE とSaatchi Art で購入できます。
また、作品によってArtgene のジークレー額装プリント 、Saatchi Art のArt Printでも楽しむことができます。
暮らしの中にすでにある緑と、自分が選んだ一枚の緑。
その二つを自由につないでみてください。
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