「この絵、可愛い!」
アートを見て、そんなふうに心が動くことがあります。
作品の意味や技法を知るより先に、色に惹かれる。
理由はよく分からないけれど、何度も見てしまう。
そんな出会い方があってもいいと思います。
今回のテーマは、ピンクのアート 。
ピンクというと、甘い、可愛らしい、ロマンティックといったイメージを持つかもしれません。
でも、Etoupe Abstractsのピンク系作品を並べてみると、同じ「ピンク」という言葉では括れないほど表情が違います。
桜のような淡いピンク。
深いローズ。
紫を含んだマゼンタ。
少しくすんだモーヴ。
白と混ざった柔らかなピンク。
ゴールドと組み合わされた華やかなピンク。
今回は「ピンクの部屋を作る方法」ではありません。
自分が好きなピンクを一つ見つけて、いつもの部屋に迎える方法 を考えてみます。
まずは「どのピンクが好き?」から始める
ピンクの絵を探すとき、最初から、
「うちのソファに合うかな」
「カーテンと色が違うかな」
と考えなくてもいいと思います。
まず何枚かの作品を見てみる。
そして、
どのピンクに一番目が止まるか。
そこから始めてみます。
Velvet Rhapsody (216) ― ピンクを思いきり楽しむ
**Velvet Rhapsody (216) **は、ローズ、ピンク、ボルドーなど、さまざまな濃淡のピンクが画面いっぱいに重なった作品です。
「ピンクが好き」という気持ちを、あえて抑えない。
そんな選び方に似合う一枚です。
白やアイボリーの壁に飾れば、周囲をピンクにしなくても、この作品だけでしっかりと色を楽しめます。
ピンクのクッションも、ピンクのカーテンも必要ありません。
部屋の中のピンクは、この一枚だけ。
それくらいでも十分です。
Velvet Rhapsody(216)
「大人っぽいピンク」は、色を薄くすることではない
ピンクをインテリアに取り入れる話になると、よく「大人ならくすみピンクを」という方向になります。
でも、それだけでは少しつまらない。
鮮やかなピンクだって、大人の部屋に置けます。
大切なのは、ピンクを弱くすることではなく、何と組み合わせるか です。
A Dream in Amethyst (007) ― マゼンタ+ゴールド
**A Dream in Amethyst (007) **には、鮮やかなマゼンタや紫系の色と、ゴールドが現れます。
これは「淡くて可愛いピンク」とはかなり違います。
華やかで、少し大胆。
白い壁に一枚だけ置いてもいいですし、ダークブラウンの家具や黒い小物のある部屋に置けば、甘さとは違う方向へ見せることもできます。
「ピンクを大人っぽくするために薄くする」のではなく、
鮮やかなピンクを、堂々と一枚だけ置く。
そんな方法もあります。
A Dream in Amethyst (007)
そして、実際に額装されたArt Printとして見ると、印象がまた変わります。
A Dream in Amethyst (007)
原画だけを見ると色の勢いが強く感じられても、白いマットと額縁、木製家具のある空間に入ると、作品と部屋の間に余白ができます。
これは、作品単体の印象と、インテリアの中に入ったときの印象は必ずしも同じではない ことが分かる例です。
桜色+ゴールドなら、少し華やかに
Gilded Sakura Tempest (197)
**Gilded Sakura Tempest (197) **は、白や淡いピンク、赤の流れの中にゴールドが現れる作品です。
「ピンク+ゴールド」という組み合わせは華やかですが、部屋中を華やかにする必要はありません。
真鍮色の照明。
小さなゴールドのトレー。
家具の取っ手。
アクセサリーボックス。
作品の中のゴールドと、部屋の中にある小さな金色が一か所つながるだけでも十分です。
絵とインテリアを完璧に同じ色にするのではなく、
作品の中の小さな色を、部屋のどこかで拾う。
そう考えるとコーディネートがずっと楽になります。
Gilded Sakura Tempest (197)
ピンク+グレーなら、甘さとは違う方向へ
Rose Crucible (010)
**Rose Crucible (010) **では、ピンクだけでなく、グレー、白、ベージュ系の色が重なっています。
鮮やかなピンク一色とは違い、少し霞んだような複雑な色調があります。
グレーのソファ。
シルバー系の小物。
白やグレージュの壁。
そんなニュートラルカラーの多い部屋なら、ピンクを無理に家具と合わせるのではなく、作品のグレーや白を部屋とつなげる ことができます。
これは色の絵を飾るときに便利な考え方です。
「主役の色を合わせる」のではなく、
脇役の色を合わせる。
ピンクの絵なのに、ピンクを基準にコーディネートしなくてもいいのです。
Rose Crucible (010)
可愛いピンクと「動き」を楽しむ
Passionate Magenta (087)
**Passionate Magenta (087) **は、ピンク、白、紫、赤などが流れるように広がる作品です。
色だけでなく、線や絵具の動きそのものに目が向きます。
同じピンクでも、Velvet Rhapsody (216) とはかなり違う表情です。
一方は色が密集するようなピンク。
もう一方は、画面の中を流れていくようなピンク。
「何色の作品か」だけではなく、
静かなピンクが好きなのか、動くピンクが好きなのか
と考えてみるのも面白い選び方です。
Passionate Magenta Mirage (087)
Saatchi Artの額装イメージでは、さらに印象が変わります。
Passionate Magenta Mirage (087)
白い壁とダークウッドの家具という、かなり落ち着いた空間の中でも、マゼンタはきちんと成立しています。
つまり、
ピンクのアートを飾るために、ピンクの部屋を作る必要はない
ということです。
むしろ周囲をニュートラルにすると、作品の色そのものを楽しめます。
「可愛い」を少し静かにしたいなら
Lilac Gilded Swell (176)
ピンクが好きでも、鮮やかなマゼンタより淡い色に惹かれることもあります。
**Lilac Gilded Swell (176) **は、淡いライラックやモーヴ系の色と白を中心に、ゴールドがアクセントになっています。
Velvet Rhapsody (216) やA Dream in Amethyst (007) とは、同じピンク系でもかなり違います。
強いアクセントとしてではなく、部屋の中に柔らかく色を加えたい。
そんな場合には、こうしたピンクも選択肢になります。
ベージュ、アイボリー、ナチュラルウッドなどの穏やかな色と組み合わせてもよさそうです。
Lilac Gilded Swell (176)
「可愛い」に正解はない
今回の作品を並べるだけでも、
Velvet Rhapsody (216) の濃密なローズ。
Gilded Sakura Tempest (197) の桜色とゴールド。
A Dream in Amethyst (007) の大胆なマゼンタ。
Rose Crucible (010) のくすんだピンクとグレー。
Passionate Magenta (087) の流れるピンク。
Lilac Gilded Swell (176) の柔らかなモーヴ。
これだけ違います。
さらに、
Crimson Petal Reverie (181) のコーラルを含むピンク。
Magenta Fractals of Veiled Passion (028) の構築的なマゼンタ。
Rose Gold Enigma (118) のローズとゴールド。
という選択肢もあります。
だから、
「大人の部屋なら、このピンク」
という正解を決める必要はないと思います。
自分が可愛いと思うものを選ぶ。
それが一番です。
小さな原画なら、「一か所だけピンク」ができる
Etoupe Abstractsのアクリル原画には、152 × 102 mm 程度の小さな作品 が多くあります。
約15 × 10 cm。
このサイズなら、部屋全体のインテリアを変える必要はありません。
本棚の一段。
デスクの片隅。
ベッドサイド。
チェストの上。
「ここだけピンク」という小さな場所を作ることができます。
大きな家具は簡単には替えられません。
壁紙もそうです。
でも、小さな絵なら場所を変えられます。
今日はデスク。
来月は本棚。
季節が変わったら別の場所。
インテリアを絵に合わせるのではなく、絵に合う場所を探してみる。
それも小さなアートの楽しみ方です。
Etoupe Abstractsの小さなアクリル原画は、BASE とSaatchi Art で購入できます。
※作品によってサイズは異なります。各作品ページでご確認ください。
ピンクをもっと大きく楽しみたいなら
小さな原画とは別に、ピンクの色彩を壁でもう少し大きく楽しみたい場合には、アートプリントがあります。
Etoupe Abstractsでは、作品によってArtgene のジークレー額装プリント があります。
またSaatchi Art では、作品によってCanvas、Fine Art Paper、Acrylic、MetalなどのArt Printを選ぶことができます。
今回ご紹介したSaatchi Artの額装イメージを見ると、小さな原画写真だけでは想像しにくかった「壁に飾ったときのピンク」が見えてきます。
Velvet Rhapsody(216)
作品だけを見る。
額装された姿を見る。
そして、自分の部屋を思い浮かべる。
オンラインでアートを選ぶときには、この三つを行き来してみるのもおすすめです。
可愛いは正義!
アートについて考えると、つい難しくなります。
作品の意味。
技法。
美術史。
コンセプト。
もちろん、それを知る楽しさもあります。
でも、自分の家に飾る一枚なら、
「可愛い!」
から始まってもいい。
淡いピンクでも。
くすんだモーヴでも。
大胆なマゼンタでも。
ゴールドがきらめく華やかなピンクでも。
理由はうまく説明できないけれど、何度も見てしまう。
目に入ると少し嬉しい。
そんな一枚なら、暮らしの中に置く理由として十分ではないでしょうか。
可愛いは正義。
そして何を「可愛い」と思うかは、自分で決めていいのです。
「BASE で原画を見る」 「Saatchi Art で原画・Art Printを見る」 「Artgene でジークレー額装プリントを見る」